ペットの放し飼いが減っているワケ

昔は放し飼いにしていた

最近は、集合住宅に住んでいて猫を完全室内外しているという人が増えているようです。
昔は、猫というのは自由に家を出入りする存在でした。
いつ出かけて、いつ帰ってきたのかも人間たちもそれほど気にしておらず、それでもとくに心配することなく、猫と人間がゆるい繋がりをもって生活していたのです。
しかし、それはもう昔の話し。昭和40年代くらいまでのことです。

放し飼い禁止の家が増えている

マンションや団地で暮らす人が増え、そもそもそういう集合住宅は「ペット不可」であるケースも多いのですが、ペットの飼育が許可されているとしても当然、放し飼いなどできません。
まず、集合住宅では窓や裏口から外に出ることができないので、玄関から出入りすることになりますが、こちらも猫のために開けっ放しにしておくわけにはいきません。
さらに、玄関を出てもその先にはエレベーターなどがありますから、ペットが単独で外に出て、また家に帰ってくるということは不可能に近いでしょう。
そして、本来はペット禁止なのにこっそり猫を飼っている、という人も多く、その場合はさらに外へは出しづらい状況でしょう。

交通事故から防ぐ為にも

このような物理的な事情に加えて、交通事故を防ぐ観点からも、猫を完全室内飼いにする人は多いようです。
猫が多く放し飼いにされていた昭和40年代ごろまでというのは、まだ車の交通量もそれほど多くなく、今のように大きな幹線道路が日本中に張り巡らされていたわけではありません。
しかし、今の時代に動物が外を歩くのはとても危険。
実際に、猫が逃げ出して交通事故に遭ってしまうというケースはとても多いのです。
また、昔は近所づきあいがしっかりとあったので、猫がひとりで外を歩いていても、近所の人はその猫がどこの家で飼われているものなのかを知っていました。
しかし、最近はそのような地域の繋がりも少なくなり、動物嫌いの人とペットを飼う人の間でトラブルが起きることも増えています。
放し飼いにすれば、よその家に迷惑をかけるようなこともしてしまうかもしれません。
そのようなことがトラブルに発展することを防ぐためにはやはり、猫は放し飼いにしない方が良いのかもしれませんね。
猫を家の中だけで飼う場合には、「はじめから外に出さない」ことが肝心です。
外の楽しさを知らない猫は、家の中だけでも充分満足して暮らします。
そして、運動不足にならないように上下運動のできる場所を用意し、飼い主さんがしっかりと遊んであげることも大切ですよ。